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■ 燦燦斗
遅れてすいまめーん。
ということで、『中華そば屋 伊藤』で戴いただけでは、もの足りない! そこで、訪れましたは隣の駅、東十条。 この駅の北口から徒歩1分という近距離に気になるラーメン屋さんが。 ![]() 『燦燦斗』 最近の話題になるお店はだいたいつけ麺をメインにしていますよね。 このお店もそう。 14時40分着。待ちはなく、店内に6名ほど。 地元に根付く居酒屋さんみたいな店内。 ご夫婦で営業されているようで。 昭和初期の復刻版らしいサッポロビールのポスターが貼られ、レトロな雰囲気。 カウンターの後ろでには戸越しに製麺機が置かれている。 オブジェみたいで目を惹く。 雰囲気作りが上手いお店だなぁ、と思いました。 着席し、注文したのは『つけめん(750円)+味玉(100円)』。 店内にかかるスピッツのシングル曲を聴きながら待つ。 『ヒバリのこころ』が流れていたら、ニヤついちゃったでしょうね。 『スパイダー』〜『ロビンソン』〜『涙がキラリ☆』と聴いている間、店主の動きを眺めていましたが、かなりじっくり作っていました。 1ロット2杯。 太麺であるため余計時間がかかります。 この営業形態だと、行列が出来てしまったら相当な待ち時間になってしまうかもしれませんね。 そんな中、『チェリー』のサビ終わりあたりで出てきました! ![]() こっぼれそうな思い〜♪ ではいただきまーす!! まずは、スープを見ましょう。 ![]() 実に、モダン。モダンチョキチョキズ。 流行の中心にあるスープだと思います。 魚粉が広がり、濃厚な豚骨魚介。 粘度はやや低い方だと思います。 やや濃い目の醤油感。豚骨よりも魚介を強く出しているタイプでしょうか。 とても美味しいスープですが、勝手な個人的食傷感。 驚き、という付加価値が欲しくなっちゃうんです。 しかし、それを払拭してくれたのが麺! ![]() この麺はなかなかの個性派ですね! 太麺のモッチリした食感を楽しみ、かつ微細に自家製らしい粉っぽさがある。 麺そのものの味もしっかりある。塩分濃度が程よいのでしょうか。 約300グラムの麺とスープを絡ませて食べれば、その人気の秘訣も分かる気がする。 スープと麺のバランスが程よいですね。 こちらのお店は、麺がスープを引っ張っています。 美味い麺を食べる喜びを与えてくれる、そんな気がしました。 総評:★★★ こだわりの自家製麺の真骨頂みたいなところがあります。 駅近でこれほどハイクオリティなものを出しているならば人気が出るのも頷けます。 それにしても、最近は麺が本当に美味しいお店が増えてきました。 つけめん文化の隆盛も麺の進化によるものでしょう。 しかし、未だに麺だけで大きな感動を呼び込むものには出会ってはいません。 スープは常に進化し、想像を凌駕するようなインパクトのあるものもありました。 そろそろ、とてつもないインパクトを放つ麺が出てきてもおかしくない。 それに出会える日を期待して、今日もどこかへ。
■ 中華そば 伊藤
alone on the beach 寒くなってきたね〜
東京都北区にある王子駅といえば、桜の名所でもある飛鳥山公園が有名らしい。 ご多分にもれず、桜の名所に弱い日本人。 かくいう僕も綺麗な桜を観に京都や山梨などを行脚したこともあります。 今、春とは真逆の季節になりました。 今なら楓を観に遠くへ行くのも良さそうですね〜。 桜を観に来たわけでもなく、王子駅に訪れたのは、もちろんラーメンを戴くため。 否、今回はラーメンというより、中華そばと言うべきでしょう! ![]() 『中華そば屋 伊藤』 暖簾も看板もない。 サッシに伊藤というシールが数枚貼られているのは確認できましたが、とても千客万来で営業しているようには思えない。 場所柄にしても、王子駅から歩いて15分もかかる。 立派な歩道橋を2度超え、豊島中央通り商店街の奥まった場所に店がありました。 決して立地は良くないというのに、到着時13時40分、待ち人は8名いました。 京都の『無鉄砲本店』といい、確固たるモノがあれば、どこだろうと人は集まってしまうんですね。 20分ほどで入店。 東南アジア系っぽい女性の方1人、接客。 『ご注文は?』 との言葉を受け、 『肉そば(700円)でお願いします。』 と伝えると、その女性は薄暗い奥の方へ行き、『肉そばです!』と見えない人に伝えた。 驚くべきことに、(おそらく)店主は一度も店先には顔を出さず、奥の方で中華そばを作り続けていました。 塵埃を避け、蟄居するようにしながら、極上のご馳走を作り上げる・・・。 これは期待できるっ! そして、ぼうっとテレビを観ながら待つこと数分。 でましたー! ![]() キワミ! ではいただきまーす!! まずはスープからでしょう! ![]() えーと、マジで少ないです。 180レードル一杯分くらい? 少ないとお嘆きならば、つゆ増しも出来るんです。 その代わり、150円増しです。 スープ増量に料金が加算されるお店って他に知りません! しかし、このお店はそれだけのモノを作っていると自負しているからこそできる! そこにシビれる!あこがれるゥ!です。 お味の方は、ほんとに見事な味わいと言わざるを得ないでしょう。 かなーり、煮干しの風味が効いてます。 煮干しを驚くほど使用しているというのは聞いていましたが、ただ大量に使っても美味しいものは出来ないでしょう。 鶏・かつお・昆布・醤油。骨格を成す基本構造が怖ろしいくらい素晴らしい旨味のバランスで土台を造っている。 スープの表面に浮かぶ煮干しのかけら。 それらがキラキラと光を放っている。 馥郁たる香り、旨味。 この少ないスープに、どれだけのモノが凝縮されているのだろうか。 麺! ![]() この自家製麺も見事。 シコシコ、プッツンという歯切れ良い歯応え。 一昔前の中華そばで主流だった麺を限りなくブラッシュアップした感じですね。 麺そのものの旨味がしっっかりあって美味い。 細麺の部類に入るでしょうが、この部類で一番美味しい気がします。 トッピングされているネギが個人的には若干邪魔をしている感がありました。 このスープと麺ならば、ほんの一片のネギだけで十分だと思います。 別添えであればいいのにな〜などと思ったり。 チャーシュー! ![]() お上品だこと! 柔らかく、味付けもシンプル。素材自体も抜群。 美味い。ただただ美味い。 やろうと思えば3分で食べきれるでしょう。 しかし、この究極の中華そばをじっくり味わう。 こういうのが幸甚というものでしょうかね〜。 総評:★★★☆ 遠い!少ない! このマイナスポイントを払拭する美味さはあります。 時に待ちもなく、閑散とした状態の時もあるとか。 近所にあったら、週3くらいでふらっと入ってさくっと食べたい。 おやつ代わりに。 いや、それって本当の意味で贅沢だわ。
■ 麺屋 吉左右
石神さんの年収に嫉妬。
ということで、お休みの日にカッとなって気になる3軒のラーメン屋さんに行っちゃいました。 まずはこちらのお店。 ![]() 『麺屋 吉左右』 去年の6月以来の再訪。 前回はつけ麺だったので、今回はラーメンを戴こうと来訪しました。 12時40分着。待ちは25名。 前回は45名の待ちだったので、『あ〜、(行列が)短いなぁ。』と思ってしまったけれど、冷静に考えればかなりの行列ですよね。 じりじりと消化されていく人並み。 かなり良い回転。 奥様の客捌きも上手いし、お客も空気を読んで早めの退散をしている。 行列店としての型が完全に出来上がっていますね〜。凄いです。 ものの40分で奥様より、 『お待たせしてすみません。ご注文は?』 と、メニュー表を差し出される。 注文したのは『味玉らーめん(200g)(800円)』。 そして、その数分後奥様より、 『お待たせしてすみません。どうぞ。』 と恭しく中へ通される。 店主は相変わらず精悍で、かっこよろしい。 『どうも。』と『ありがとうございます。』 の言葉をスパッと優しく発している様は暖かみを感じる。 テキパキと作業をこなす奥様といい、柔らかくて優しい雰囲気がこのお店を包んでいる。 ラーメンを食べる前から良い店だと思えてくる。 着席してから数分もしない内に出てきました! ![]() これが吉左右のらーめんだっ! ではいただきまーす!! まずはスープからですが、 レンゲを沈め、溜まったスープをズッと飲み下す。 『ほぉ〜・・・。』 と唸っちゃうよ。これ。 このスープ、豚骨魚介でありますが、魚介の風味が良い感じに広がります。 そして、豚骨スープの甘み、土台ともいうべきものの存在感も相当。 豚骨魚介のスープはかなり戴いてきましたが、これほど優しい味わいのするものはなかったかも。 優しい、と書くとパンチ力・インパクトがないように捉われるかもしれませんが、そんなことはなく、なんというか、グルメ漫画の世界で顔がほころぶような感覚がある。 そういったものがリアルで味わえている気になる。 栗田さん(CV荘 真由美)が、『まぁ美味しいっ!』と言う感じ。 そのスープと共に麺も! ![]() モッチリ! という言葉に尽きる。 加水率が高いのでしょうか。かなりモッチモチな麺。 透明感のある艶やかな麺は非常に繊細でこれまた優しい味わい。 しかし、正直なところこの麺の質は好みではないかな〜。 個人的な嗜好なので不満ではないのですが、麺まで優しいので全体が『はんなり』した印象。 ラーメンの女形と形容したい。 ひとつの文化の中で、また違った様式を魅せられているような感覚。 たまにはこういうものも良いかな、とは思いました。 トッピングも大層淑やか。 ![]() とても美味しい。 柔らかい物腰で演舞する女形を艶やかに演出しているかのよう。 その上品な味わいは華麗とも思えてくる。 とにかく、スープがとても気に入りました。 完食しても、もったいなくて最後まで飲み干してしまう程。 総評:★★★★ 歌舞伎の女形は中年以前の女性(娘・姫・女房)を演じているらしい。 このラーメンもそんな気品がある。 行列が気にならないならば、女性にお薦めしたいお店ですね。 その優しく淑やかな味わいに舌鼓を打つかも。 熟練の域に達している、店主と奥様の人柄が窺えるこのお店。 一生懸命を旨にこれからも商売繁盛で繋がっていくことでしょう。
■ づゅる麺 池田
大雨洪水雷注意報なんてなくても分かった。
そんな時節、久しぶりに訪れた。 ![]() 『日産スタジアム』 前は横浜国際競技場でしたね〜。 ネーミングライツってやつですか? 凄いね、ゴーン。 ってか、最近表に出てこないですね。 そんなことはさておき、目黒に来てみました。 渋谷の『タパス&タパス』で昼食を摂ったものの、あまりにも満足出来なかったので、目黒へ。 久しぶりに『ラーメン二郎 目黒店』に訪れたら、雨だというのに20名ほどの待ち人。 仕事があったので、間に合わないと判断。後ろ髪を引かれる思いで引き返す。 坂を上る目黒通りの途中、気になっていた彼のお店が見えた。 ![]() 『づゅる麺 池田』 『づゅる』というフレージングが何とも気になる。 13時40分着。待ち3名。 アーケードがあるので雨が凌げる、ありがたい仕様。 それにしても、この界隈はラーメン屋さんが多い。 この一角だけでも3軒ある。 ・・・どのお店も頑張ってほしい。 さて、店先にある券売機にて購入したのは『つけ麺(750円)』。 北海道産の小麦を3種類使用している純国産の麺がとても魅力的だ。 この麺が大盛でも無料だっていうんだから、パスタを食べていようがお構いなし。 しばらくして中へ誘われる。 店内は奥行きがあるものの、狭い。 しかし、こういう狭苦しさこそ、ラーメン屋らしいと言える。 テキパキと作業をこなす2人のスタッフ。 座ってから数分で提供されたのがこれー! ![]() スープの器小さいね! ではいただきまーす!! まずはスープをちょっと頂いてみましょう。 ![]() キャベツが個性を覗かせますね。 しかし、つけめんと大きくザク切りされたキャベツの相性はあまりよくないかもしれません。 なんとなく、キャベツの歯応えがつけ麺らしさの邪魔をしている感覚がありました。 スープ自体は丸鶏のダシがよく出ているのでしょう。鶏白湯とも言うべき白濁感。 若干のトロみもあります。 しかし、濃厚な旨味が出ているとまでは言えない。 むしろ、ちょっとエグみを感じてしまうところがありました。 なんか喉に引っかかるような感覚。 ちょっとした苦味。 この時たまたまかもしれませんが、その部分が気になりスープ本来の旨味を見出せず。 麺は! ![]() レモンだと!? すだちなら『めん徳二代目つじ田』で提供されたことがありますが、つけ麺にレモンが添えられている記憶はない。 これ、合うのか? と思いながらも、とりあえず放置しておいて、麺だけを食べてみる。 さすがに国産小麦を使った自家製麺。 細めな中太麺(矛盾してるな)ながらも、噛み応え、味わいはかなり良好。 ツルー・・・いや、づゅるーっと食べれそうな良い麺だ。 スープに浸け浸け、づゅるー!っと食べる! ・・・・・・ま、こんなもんかな〜。 というのが正直なところ。 味らいを刺激するような濃厚な旨味や刺激はあまり感じない。 想像しうるつけ麺の美味さの範囲内で収まってしまう。 それに加えて、微量に感じるエグみがどんどん美味しいと思えるものから下方修正させる。 半分くらい食べ進めてからレモンを麺にかけてみる。 それをづゅるーっと! ・・・やべぇ、全然好みの味じゃないわ・・・。 さっぱりとか、酸味とかはつけ麺の定理な気もしますが、レモンがその役を担うのは・・・。 始終柑橘の風味がするラーメンは個人的に好きになれなそうです。 短冊切りに入れられたチャーシューはやや大きめに切られており、脂の部分がかなり残っている。 ・・・のに、あまり美味しさを感じられない。 もっと、肉ゥッッ!!っていう食べ応えが欲しかったですね〜。 結局、悪くないな〜という感覚のまま最後まで食べ進めてしまう感じ。 スープ割りをいただいて落ち着いても、さしたる感動を得られないまま終えてしまいました。 総評:★★ 9月いっぱいで大盛り無料サービスが終わってしまうようです。 そのことに関しては残念でありますが、量の増減で感慨を左右させてしまうよりも、総体で感動させてほしい。 麺量は少なくてもいいから、一口の感動、インパクト。 そういうものを求めてしまいます。 ラーメン界の贅沢病患者は年々増えていく一方。 大変な事だとは思いますが、そういった患者にしっかり処方できる所が長年愛されると思うのです。
■ 玉
台風キタコレ。
久しぶりに川崎へ。 もはやショッピング以外に利用することはめっきり減ってしまった街なのですが、いつの間にか注目の新店ができていたようなので、伺ってみました。 ![]() 『玉』 ・・・それにしても遠い。 川崎駅からバスでなければ来れないような立地ですね。 しかも川崎駅からのバスはあらゆる方面へ何本も通っていて、何に乗ればいいのか分かりづらい。 ということで、インフォメーションおねーさんに『大島三丁目』行きのバスを教えてもらい、15分。 大島三丁目の近くには以前伺った『喰我』、『むつみ屋』、ちょっと離れて『川崎家』などもあり中々のラーメン激戦区なのかしら? 13時30分着。待ちなし、店内1名。 雨模様のためか周辺全体が静か。 まわりを気にせずゆっくり食べられるラーメンは久しぶりだったので、有難いのですが。 メニューを一瞥。 ![]() ![]() 注文したのは『味玉つけめん(中盛)(850円)』。 夜の部はお酒もおつまみもあるんですね。 ぼーっと昼ドラの音を聴きながら待つ。 『お待たせしました!』とはっきりした発声で出てきたの、これ! ![]() 濃!太! ではいただきまーす!! まずはレンゲを沈めてスープ。 ![]() なるほど、トロリとした粘度、濃度のあるスープです。 味わいは思っていたよりもあっさり頂ける。しかし力強い味はする。これは美味しいスープだ。 店内からはサバ節が香る流行りのつけめん屋っぽいけど、スープ自体は動物系と魚介の調和が取れたバランス派で新鮮。 安定感のある味わいがします。 ・・・が! 気に入らないところがある。 ぬ る い ! このスープ、圧倒的にぬるい。 この状況で提供されたのだから、この温度がこちらのお店のデフォルトなのでしょう。 しかし、最初から、『すいません、焼き石ください。』と言いたくなるような温度。 もちろん焼き石などはないからそのまま食べ進める。すると、2口目くらいで冷製スープっぽくなる。 さすがにこれは旨味を逃しているような気がします。 麺! ![]() これはいいですね! 表現がよくないと思いますが、モッチモチのグッチュグチュ。 噛んで生まれる麺自体の旨味も秀でています。 かなりハイレベルな出来。自家製なんですかね? 粘度が高いのでスープとの絡みは抜群。 スープ量は少なめですが、企業努力ってやつかな。 トッピング各種は特筆することはありませんが、レベルは高いと思います。 やや固めながらも、上出来な豚バラロールチャーシュー。 甘い味わいがしっかり染みたメンマ。 トロリととろける味玉も見事。 これすげぇ!というものは見出せませんでしたが、丁寧な仕事は成されています。 卓上にある調味料も豪華。 ![]() 玉ねぎのみじん切りもあるなんて、それなんて『せたが屋』? でも非常に合います。 300グラムの麺量なんてあっという間。 スープ割りをお願いしてほっと一息。 このスープ割りが一番温かいってどーなの? 総評:★★★ 立地が良ければ立派な行列店になっていることでしょう。 近隣の方々が羨ましい! 夜メニューも気になるし、非常に魅力的なお店ですが、幾許か改善点があるのも確か。 より良い方向へ進み、立地の悪さを跳ね飛ばす素晴らしい名店になってほしいですね。
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