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ラァメン家 69 'N' ROLL ONE


キャラ変えてんじゃねーよ!!

ということで、たまには文章を変えてお届けします。



大寒を過ぎても変わらぬ寒波が身を震わせる時分、町田に訪れた。

町田に降り立ったのは初めてである。未訪の地が賑わっていると、気分も高揚するというものだ。

しかし、賑やかな北口方面に比べて南口は意外と幽寂な雰囲気。

駅から離れれば離れるほど、極端に人通りが少なくなっていった。


南へ真っ直ぐ、歩くこと10分未満。

15時着。訪れたお店はこちら。


69n2.jpg


『ラァメン家 69 'N' ROLL ONE』


念願の、という枕詞を付けてもよいくらい訪れたかったお店である。

好奇心の所以なのか、ミーハーだからというのかは分からない。僕には分別できない心理だ。

しかし、食事に関して突き詰めて言えば、ことラーメンという食べ物はただの栄養補給というだけでなく、なんらかの付加価値があるべきだと思っている。それが忘れ得ないものとなれば尚更に良い。

それをこの『69 'N' ROLL ONE』は体現していると思えた。

テレビなどで放送されるグルメ番組で見受ける度に、一度は訪れたいと思う魅力的なお店だった。


前置きが長くなるのは避けよう。実態はどうだったのか、である。


入店しようとすると、店頭にいた男性に『一万円と五千円札は使えませんので、小銭をご用意ください。』と注意を受ける。

突然の忠告に驚いたが、彼の存在はまるで遊園地のアトラクションガイドのようなものだろうか。

RPG風に言えば、『おや、見ない顔だね。ここは69 'N' ROLL ONEだよ!』といってくる人物だ。

そうか、この皮ベルトの取っ手を引けば、『69 'N' ROLL ONE』という名のアトラクションが始まるのだ。

彼の存在はこれから始まるアトラクションへの誘い人なのかもしれない。


入店すると、噂に違わぬ静謐が待ち受けていた。

店内には4名。1組のカップルが寡黙にラーメンを啜っていた。

僕は券売機にて『2号味玉ラァメン(850円)』を購入。

調理するのはもちろんテレビでも見受けた店主、嶋崎氏ひとりである。

透明サイコロホルダーに食券を挟み、店主はロールし始める。

店主の所作を見守ると、そこはかとなく可笑しな動きをする。

時折、『ウエスト・サイド物語』を彷彿させる挙動をする。

矢沢栄吉か?と思わせる仕草をする。

確かに見ていて飽きない。


しかし、あまり店主に注視ばかりしているのもアレなので、店内を見渡す。

ピンクが引き立つ照明。

イーグル(?)が紋様された大きな鏡。

シックなベンチ。

有名ラーメン店の開店祝い短冊。

(ラーメン二郎 野猿街道店店主からも贈られていて驚いた)


確かに不思議な構築が成された内装だ。

カジュアルなダーツバーに近い雰囲気を持っている。


さて、嶋崎氏だ。


コミカルと表現してもよいくらいに動きが若干変なのだが、至って真剣な作業だということも伝わってくる。

独特な雰囲気の作業から流れ着く先は、『ロックンロール湯切り』である。

テボを上げ、下へ上へ、前へ。この動作を繰り返す。

しっかり湯切りをし、『よしっ!』と呟いて仕上げの完成形を目指す。

正直、実際に見てみると感動するほど凄い動きではない。

しかし、その真摯な作業には胸が透く思いになった。


そして、『どうぞ。』と一言呟き、提供されたのがこちら。

69n.jpg



盛り付けが多量のラーメンでなければ、まず真っ先に口をつけるのはスープが一般的だろう。

レンゲをゆっくり沈めるようにして、上澄みだけを掬うかのように溜め込むスープ。

熱さを確かめ、グッと口に含む。

いきなり飲み込んではいけない。一口目こそ味らいが最高に機能するからだ。

味わう滋味。

そう、日本人が感じる独特の旨味があるのだ。

醤油だ。醤油が美味い。

確かに比内地鶏のスープと鶏油でまったりとした味わいにさせているが、ボディは醤油である。

強烈、鮮烈という言葉は生まれない。

むしろ、そこはかとない塩辛さのため、インパクトは弱いと言える。

しかし、スープを掬うスピードが緩むことはない。進化した醤油ラーメンを舌で受け取る。


いつまでもそうしていてもよいのだが、麺を啜りたい衝動には敵わない。

一口で啜れそうな、程よい量を掴み、啜る。

まるで、弾丸のように、ズッ!と喉元までくる。

この勢いのよさは素麺に似ている。

柔らかさが気にもなるが、この勢いよく啜る感覚は実に心地良いものだった。

それを思うと麺が硬かった場合、こうまで気持ちの良い喉ごしにならないだろう。

こういった素麺や日本そばなどと同じような感覚で食べるのは、むしろ日本人が好むはずだ。

麺はもっと硬い方がよい、というレビューも見受けられるが、ことこのラーメンに関しては麺硬は無粋というものだろう。


食指はトッピングに移る。

穂先メンマはコリコリ感のない程よい柔らかさ。味付けは薄めだ。

鶏と豚のチャーシューが用意されていたが、正直両方とも特筆するほどの点はないが、別種のものが入っているというお得感、それに確かな味が備わっていればぐうの音も出ないというものだ。不味くて特筆されるという醜態はこのトッピングにはない。

150円分の比内地鶏の味玉。

やはりここは楽しむためにも、半分だけを齧る。

ジュッと出てくる濃厚な黄身。

噛むほどに、味わうほどに、『あぁ、良い卵だな。』と知らされる。

味付けはおそらく大層なことをしているとは思えない。

純粋に、普通の味玉を作ったのだと思う。

それが、美味いのだ。

やはり、食材の良さというのが最高の味付けになることを証明している。


すべてが確かに美味い。

だからこそ、スープまで飲み干す。

静かに、『ごちそうさま。』と言えば、店主も、『どうも、ありがとうございました。』としっかり言う。

ものの十数分、遊園地のアトラクションだとしたら長いものだが、ラーメンを楽しむ時間としては、短時間に感じるお店だった。


総評:★★★☆


店主は毎週のように限定オリジナルメニューを考案しているようだ。

そして、多くの有名店ともコラボレーションや企画をしている。

個人的には、新味というものにはあまり興味がない。

そこのお店のスタンダードにしか興味がない。

しかし、音楽の世界でいう、ジャム・セッションのように競合する姿勢は嫌いではない。

確かな基盤があってこそ成せる事だからだ。


独自のオリジナリティを持ったお店はまだいくらでもある。

この『ラァメン家 69 'N' ROLL ONE』のような、新たなトキメキを与えてくれるお店にこれからも訪れていこうと思う。



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