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風雲児


実は先週も新宿に訪れた。

新宿駅はどんなに訪れても慣れない駅であるが駅周辺に求めるものが多いので利用せざるを得ない。

とにかく、目的地へ向かうための出口だけはきっちり把握しておく。

今回は、南口である。

国道20号線を初台方面へ。

もう意味が分からない。

とりあえず、携帯の地図と駅にある案内板とを見比べて方向を定め、歩を進める。

僕は目的地に迷わず行くために重要視するのは、住所である。

特に都心部では案内板がかなり用意されているので便利だ。

住所を特定しさえすれば、目印となる建物は必要ない。必要なのは電柱などに書かれた簡易な住所だけでいい。

これで最近は迷うことなく目的地へ訪れることができる。


今回の目的地は東京都渋谷区代々木2-14-3である。

新宿駅から歩いているのに、渋谷区とはこれいかに?と思ったが、まさに渋谷区と新宿区の境ら辺にあった。

そのお店がこちら。

fuunji2.jpg


『風雲児』


2007年9月にオープンしたというこのお店。

最近めきめきと頭角を現してきているという。

そこで、買い物がてら・・・というかこちらをメインに訪れた次第である。


17時30分着。待ちはなく、店内に6名ほど。

入店するや、『いらっしゃいませ!』とユナイテッドアローズにでも訪れたかのような、上品な声だしで出迎えられる。

そして、入って右手側にある券売機の前で少し迷う。


『らーめん』にするか、『かまたまーめん』にするか・・・。


『かまたまーめん』というのはゆでたての讃岐うどんに生卵と生醤油をからめて食べる『釜玉うどん』を元に、独自にラーメンでアレンジしたオリジナルメニューだそうだ。

夜のみ販売で限定15食だという。

確かに、食べてみたい・・・。

が、今回は『らーめん(700円)』にした。

やはり基本を知らずして、本質を語ることはできないだろう。

しかし、そこは奇貨居くべし。

『味玉(100円)』も付けてみることにした。


食券を女性スタッフに渡すと、『大盛にできますが、どうなさいますか?』と質問される。

もちろん、イエスだ。

付加価値はありがたくいただく。


席に座り厨房を眺める。

店主もしっかり仕事をしている。

つい作業をじっと眺めてしまっていたが、実に真摯に調理をしていた。

待機する時も緊張感を緩めず、スタッフへの注意や配慮をきっちりこなす。

店主の振る舞いがスタッフ、お客にまで伝播し、良い緊張感が生まれていた。

食事をする前から、『この店は良いな。』と思わせるのは中々できないことだ。

つぶさにその言動が伝わる近接な作りだからこそ生まれるものかもしれない。


ラーメンを作る作業はもちろん丁寧だ。

四角いテボで茹で上げた麺が底にへばりついていようが、慌てずきっちりと取り出し、スープに投入。

チャーシューは塗るように一度スープに付けてから反対にしてトッピングする。

イタリアン出身の店主というだけに、トッピングするのにも、手つきが丁寧だ。

こういった作業をじっくり見ていられるのだから、お互いに緊張感が生まれ、調理人は良い仕事ができるし、食べる方も真剣に向き合えるというもの。

そして、『お待たせしました。らーめん、味玉入りです。』と店主が差し出したのがこれだ。

fuunji.jpg



まずはスープからいこう。

ズッと啜るとまろやかな魚介ダシの風味が香る。

口から鼻へ伝播するのは馥郁とした香り。

このスープは魚介ダシが素晴らしい旨味を誇っている。

しかし、この旨味を広げているのは、鶏だ。

鶏スープがこれほどまでに魚介と相性よく旨味を拡散させるものだとは思わなかった。

トンコツ醤油系のスープばかりに惹かれていたが、鶏もなかなか、凄い旨味を出してくる。

このスープを開発した時、店主は内心、相当興奮したことだろう。


続いては麺。

中太ストレート丸麺のモッチリとした食感を楽しむものだった。

スープとの絡み方は悪くないと思う。しかし、スープが美味いので、麺を啜った後、レンゲで溜め込んでおいたスープをすかさず口に含むという食べ方をしていたので、実際的には普通なのではないだろうか。

その麺自体は大盛にしただけに中々の量。

スープとの相性は悪くないが、開発のし甲斐はあると思う。


トッピングに移ろう。

一枚置かれた小ぶりのブタバラチャーシュー。

つい一口で食べてしまったが、実に上品な味わいだった。

トロッと口内で解ける感覚。舌の上で広がる甘みを伴った旨味。

あまり多くは食べたいとは思えなかった。むしろ一抹の悦楽を楽しむようで、この量が一番程良いと思えたほどだった。


味玉はというと、中身はいやらしいくらいにドロッとした黄身が零れる贅沢感溢れる一品。

『ラァメン家 69 'N' ROLL ONE』といい、有名店は味玉の出来が異常に良い。


そして、特筆すべきは万能ネギである。

僕にとって、万能ネギとは色づけ、飾りつけ程度のものだと思っていた。

しかし、その考えは改めよう。

このスープと麺と万能ネギを合わせて食べてみたら、実に絶妙な味わいになった。

多くのお店で食べてきて思っていたのだが、普通の長ねぎを刻んだものではネギの個性が爆発することが多々ある。

白髪ネギにしても、歯に詰まることがあって不快なこともあった。

しかし、万能ネギならば、ほのかなネギの香りでスープの邪魔にならない。

大量に投与されていても、スープの邪魔をせず、むしろ香りを引き立たせる効果がきちんと果たされている。

きちんと計算されたものなのだな、という店主の創作物に感嘆する想いで一気に完食した。

もちろんスープまで残さず、である。


総評:★★★☆


正直に吐露すると、新宿には美味しいラーメン屋がないと思っていた。

いや、『もう一度訪れてもいいかな』と思えるラーメン屋がなかったのだ。

しかし、この『風雲児』はもう一度訪れてみようと思う。

次は、『かまたまーめん』を戴いてみたい。

新宿という日本最大の繁華街で良いラーメン屋が出来てしまった。

これだけ品質の高いお店が流行らないとは思えない。

メディアにも頻出するだろう。

あまり行列が凄いことにならない内に訪れてしまいたいものだ。



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